文献詳細
特集 免疫学的検査の進歩
Ⅰ.免疫不全 好中球
文献概要
好中球は細菌感染防御に主要な役割を果たしており,その量的減少や機能異常が化膿性感染症の反復,重症遷延化の要因になることはよく知られている.
近年,好中球の機能と関連してその形態や細胞化学が注目され,特に好中球の微細構造を追求するうえから,電顕的検索がますます重要なものとなってきている1).本稿では好中球の微細構造と電顕細胞化学につき概説し,更に好中球機能異常を示す幾つかの疾患について,これら電顕的検索の有用性を紹介してみたい.
近年,好中球の機能と関連してその形態や細胞化学が注目され,特に好中球の微細構造を追求するうえから,電顕的検索がますます重要なものとなってきている1).本稿では好中球の微細構造と電顕細胞化学につき概説し,更に好中球機能異常を示す幾つかの疾患について,これら電顕的検索の有用性を紹介してみたい.
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