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文献詳細

雑誌文献

臨床検査23巻11号

1979年11月発行

文献概要

特集 免疫学的検査の進歩 Ⅱ.感染症

レプトスピラ感染症

著者: 有光佳子1

所属機関: 1国立予防衛生研究所細菌第二部

ページ範囲:P.1169 - P.1171

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 レプトスピラ(Leptospira)症の病原体には数多くの種類がある.1951年に稲田・井戸によってワイル病病原体が発見されて以来,世界各地でレプトスピラの発見が相次ぎ,それらは凝集反応上の抗原性の差異によって多くの血清型に分類されてきた.そのうち,病原性のあるもの(Leptospira interrogansと総称)を,WHO Expert Group (1967)1)は18血清群,124血清型に分類した.その後も新しい型の追加提案があって,現在では160血清型を越える.我が国では,icterohaemorrhagiae及びcopenhageni (ワイル病L),autumnalis (秋疫A症L),hebdomadis (秋疫B症L),australis (秋疫C症L),canicola, pyrogenes, javanica, grippotyphosaと,極めてまれなrachmati, pomonaなどの血清型の存在が知られている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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