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特集 免疫学的検査の進歩 Ⅱ.感染症
皮内反応
著者: 水岡慶二1
所属機関: 1東京大学・中検
ページ範囲:P.1180 - P.1182
文献購入ページに移動 感染症の皮内反応は,病原体に由来する抗原物質の少量を皮内に注射しその局所の反応から,生体が当該病原体もしくは毒素に対して免疫あるいはアレルギーの状態にあるか否かを検査するものである.
感染症の診断に役立つ皮内反応を取りまとめてみると表1のようになるが,ここでは紙面の都合で,遅延型(Ⅳ型)アレルギー反応に属するツベルクリン反応,レプロミン反応,真菌の皮内反応を取り上げることにした.これは現在でも比較的頻用されている反応である.
感染症の診断に役立つ皮内反応を取りまとめてみると表1のようになるが,ここでは紙面の都合で,遅延型(Ⅳ型)アレルギー反応に属するツベルクリン反応,レプロミン反応,真菌の皮内反応を取り上げることにした.これは現在でも比較的頻用されている反応である.
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