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特集 免疫学的検査の進歩 Ⅲ.自己免疫疾患・アレルギー
胸腺細胞
著者: 守田浩一1
所属機関: 1日本大学・第1内科
ページ範囲:P.1201 - P.1204
文献購入ページに移動 自己免疫性疾患の発症機転について,近年,いろいろな機能を持った細胞集団及びそれらの前駆細胞などの細胞レベルで検討がなされている.特に機能を持った細胞集団の中でも,抗体産生細胞に移行するB細胞,この抗体産生を援助するヘルパーT細胞(Th)及び抗体産生やリンパ球混合培養反応を抑制するサプレッサーT細胞(Ts)の動態については詳細に検討されている.
これらの研究について,ヒト自己免疫性溶血性貧血と同じような病態を呈してくるモデル動物,ニュージーランドブラック(NZB)マウスや,ヒトの全身性エリテマトーデス(SLE)のモデル動物である,NZBマウスとニュージランドホワイト(NZW)マウスの一代雑種(B/WF1)マウスの果たしてきた役割は,はかりしれないものがある.
これらの研究について,ヒト自己免疫性溶血性貧血と同じような病態を呈してくるモデル動物,ニュージーランドブラック(NZB)マウスや,ヒトの全身性エリテマトーデス(SLE)のモデル動物である,NZBマウスとニュージランドホワイト(NZW)マウスの一代雑種(B/WF1)マウスの果たしてきた役割は,はかりしれないものがある.
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