icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査23巻11号

1979年11月発行

特集 免疫学的検査の進歩

Ⅳ.同種免疫

血清型

著者: 池本卯典1

所属機関: 1自治医科大学・法医学

ページ範囲:P.1254 - P.1259

文献概要

 ハプトグロビン(Hp)型がSmithies(1955)1)によって発見されて以来,血清蛋白,血清酵素,補体などの遺伝標識は既に20数種見いだされている2).その中で,免疫学的手技により検出される血清型はGm,Inv,Gc,Ag,Ld,Lp,Xm型などであるが,このうちヒト由来の同種免疫抗体を用いて検出されるものはGm,Inv,Ag,Ld型などであり,Gc,Lp,Xm型などは異種免疫抗体により検出される.その他のAl,Hp,Tf,Pi,Cp,ChE,C'3型などはいずれも電気泳動法により蛋白分子の易動度を指標として,その遺伝的多型性を識別している.
 ここでは,まず同種免疫によって産生されたと考えられる抗体を用い,免疫学的手技により検出される血清型について述べ,次いで他の血清型について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら