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特集 免疫学的検査の進歩 Ⅳ.同種免疫
血清型
著者: 池本卯典1
所属機関: 1自治医科大学・法医学
ページ範囲:P.1254 - P.1259
文献購入ページに移動 ハプトグロビン(Hp)型がSmithies(1955)1)によって発見されて以来,血清蛋白,血清酵素,補体などの遺伝標識は既に20数種見いだされている2).その中で,免疫学的手技により検出される血清型はGm,Inv,Gc,Ag,Ld,Lp,Xm型などであるが,このうちヒト由来の同種免疫抗体を用いて検出されるものはGm,Inv,Ag,Ld型などであり,Gc,Lp,Xm型などは異種免疫抗体により検出される.その他のAl,Hp,Tf,Pi,Cp,ChE,C'3型などはいずれも電気泳動法により蛋白分子の易動度を指標として,その遺伝的多型性を識別している.
ここでは,まず同種免疫によって産生されたと考えられる抗体を用い,免疫学的手技により検出される血清型について述べ,次いで他の血清型について概説する.
ここでは,まず同種免疫によって産生されたと考えられる抗体を用い,免疫学的手技により検出される血清型について述べ,次いで他の血清型について概説する.
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