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文献詳細

雑誌文献

臨床検査23巻11号

1979年11月発行

文献概要

特集 免疫学的検査の進歩 Ⅴ.抗原

ホルモンの定量

著者: 井上和子1 入江実1

所属機関: 1東邦大学第1内科

ページ範囲:P.1264 - P.1268

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 抗原抗体反応は極めて特異的な反応であり,この反応を利用してホルモンを測定する試みは古くからなされてきた.中でも1959年BersonとYalowによって開発されたラジオイムノアッセイ(RIA)に始まるCom-petitive radioassayは種々の優れた点を有しており,特にRIAは最もよく利用されている.一方,1971年にEngvallとCarlssonは放射性物質の代わりに酵素を用いた測定法,エンザイムイムノアッセイ(EIA)を報告した.この方法も多くの長所を有しており現在広く用いられている.
 また他にもバクテリオファージ,螢光物質,特殊な金属化合物などによる標識法も工夫されており,ホルモン測定に免疫学的測定法は欠くことのできない地位を占めている.RIAやEIAに関しては既に多くの解説や総説があるので簡単に紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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