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文献詳細

雑誌文献

臨床検査23巻11号

1979年11月発行

文献概要

特集 免疫学的検査の進歩 Ⅴ.抗原

血液凝固因子

著者: 藤巻道男1 池松正次郎1

所属機関: 1東京医科大学・臨床病理

ページ範囲:P.1273 - P.1276

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 血液凝固の現象が酵素→基質の関係で生じる一大パノラマであることが解明され始めて以来,その複雑な活性化機序が蛋白質化学,分子酵素学のレベルで検討されるに至った.循環血中にはごくわずかしか含まれない各凝血因子もそれぞれ単離純化され,凝血活性のみで定量されていたものが,新たに免疫学的定量への道が開けたのも最近のことである.その応用範囲はベッドサイドのスクリーニング検査から凝血活性と免疫活性の比較,異常凝血因子の検出まで幅広く用いられんとしている.本稿では各施設で入手可能な試薬,施行可能な方法を中心に,現在行われている凝血因子の免疫学的測定法の主なものについて触れることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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