文献詳細
文献概要
特集 免疫学的検査の進歩 Ⅵ.機械
セル・ハーベスター
著者: 笠原忠1
所属機関: 1自治医科大学医動物学
ページ範囲:P.1310 - P.1312
文献購入ページに移動最近では更にこの方法は試験管培養法からマイクロテストプレートを用いてマイクロ化され,少量のサンプルで多くのデータを得ることができるようになった1).このようなマイクロ化が可能になった背景には,マイクロプレートの使用に必須であるセル・ハーベスターによって,ハーベスト操作が半自動化されたことによるところが大きい.セル・ハーベスターの使用によるリンパ球培養のマイクロ化は患者からの採血を最小限にし,培養液などの消耗を少なくするばかりでなく,従来煩雑で時間のかかったハーベスト操作時間が短縮され,簡易化・均一化されるようになった.これらは検査室でのルーチン化にとって重要な条件である.
掲載誌情報