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文献詳細

雑誌文献

臨床検査23巻12号

1979年11月発行

文献概要

研究

尿路感染症におけるBMテストNの検討

著者: 甲田雅一1 鹿島ひさ1 富川久美恵1 佐藤喜春1 松崎廣子1

所属機関: 1東京警察病院中央検査部第一部細菌検査室

ページ範囲:P.1405 - P.1407

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はじめに
 尿中亜硝酸塩検査用試験紙の一つであるBoehringer Mannheim Nitur-Test1)(以下BMテストN)は,菌が105ml以上存在する尿路感染症を90%以上検出すると言われている.本試験は早朝第一尿を用いて行うよう指示されているが1〜4),我々は入院患者緊急検査,外来患者で,早朝第一尿を用いられぬときでも有効か否かを定量培養法と比較検討した.その結果,入院患者では低い一致率しか得られなかったので不適当であるが,外来患者ではグラム陰性杆菌に限定すれば約70%の一致率を得たので,応用の仕方しだいでは補助診断法として使用できるのではないかという成績を得た.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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