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文献詳細

雑誌文献

臨床検査23巻12号

1979年11月発行

文献概要

研究

IAHA法によるウイルス抗体価測定

著者: 溝口真理1 飯田悦夫1 永井秀2 市川孝行2 尾崎隆男2

所属機関: 1名古屋大学病院検査部 2名古屋大学小児科

ページ範囲:P.1408 - P.1410

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はじめに
 免疫粘着赤血球凝集反応(Immune adherence hema-gglutination;IAHA)は,1953年Nelson1)が見いだし,抗原—抗体—補体(Ag-Ab-C1-C4-C2-C3)結合物ができると,ヒトまたはサルなどの霊長類の赤血球と強く粘着し,赤血球の凝集を起こす現象が生じることを原理としている.
 現在までにIAHA法を用いた測定法としてHBsAg2)やHBcAg3),更にHAAg4)などについて報告が見られ,HBsAgの場合,最小検出感度が約10ng/mlとRIA法に匹敵すると言われている5)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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