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研究
IAHA法によるウイルス抗体価測定
著者: 溝口真理1 飯田悦夫1 永井秀2 市川孝行2 尾崎隆男2
所属機関: 1名古屋大学病院検査部 2名古屋大学小児科
ページ範囲:P.1408 - P.1410
文献購入ページに移動免疫粘着赤血球凝集反応(Immune adherence hema-gglutination;IAHA)は,1953年Nelson1)が見いだし,抗原—抗体—補体(Ag-Ab-C1-C4-C2-C3)結合物ができると,ヒトまたはサルなどの霊長類の赤血球と強く粘着し,赤血球の凝集を起こす現象が生じることを原理としている.
現在までにIAHA法を用いた測定法としてHBsAg2)やHBcAg3),更にHAAg4)などについて報告が見られ,HBsAgの場合,最小検出感度が約10ng/mlとRIA法に匹敵すると言われている5).
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