icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査23巻2号

1979年02月発行

文献概要

今月の主題 脂質 技術解説

過酸化脂質の測定

著者: 八木國夫1

所属機関: 1名古屋大学・第1生化学

ページ範囲:P.115 - P.120

文献購入ページに移動
 最近,過酸化脂質が退行性変化を伴う疾患や老化の原因の一つとして注目されてきた.筆者はまだ過酸化脂質がそれほど注目されていなかった約10年前に,血清中の過酸化脂質を測定する方法を開発し1),その臨床応用を進めてきたが,これを改良し1975年に微量の血清を用いる螢光測定法を確立した2).この方法はいずれも過酸化脂質とチオバルビツール酸との反応を利用したもので,現在臨床的にほとんどこの方法が採用されているので,その原理,測定法の実際ならびに注意事項などについて,技術的な立場から解説したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?