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今月の主題 脂質 技術解説
HDL-コレステロール
著者: 櫻林郁之介1
所属機関: 1自治医科大学・臨床病理
ページ範囲:P.121 - P.127
文献購入ページに移動 HDL-コレステロール,すなわち高比重リポ蛋白コレステロール(high density lipoprotein-choles-terol,以下C-HDL)が近年臨床的に注目を集めるようになった.
C-HDLとは,HDL中に含まれているコレステロール含量のことで,1976年のFraminghamの疫学的研究結果により,C-HDLが動脈硬化症,特に冠状動脈硬化症の最も強力な危険予防因子(nega-tive risk factor)であることが判明し,にわかに注目されるようになった.現在C-HDLの測定法には大きく分けて三つの方法がある.すなわち,
C-HDLとは,HDL中に含まれているコレステロール含量のことで,1976年のFraminghamの疫学的研究結果により,C-HDLが動脈硬化症,特に冠状動脈硬化症の最も強力な危険予防因子(nega-tive risk factor)であることが判明し,にわかに注目されるようになった.現在C-HDLの測定法には大きく分けて三つの方法がある.すなわち,
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