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今月の主題 DIC 技術解説
FDPとFgDPの鑑別
著者: 風間睦美1
所属機関: 1帝京大学・第1内科
ページ範囲:P.219 - P.226
文献購入ページに移動 フィブリノゲン及びフィブリン(フィブリン体)の線溶による分解産物すなわちFDPの臨床的意義は既によく知られ,免疫学的手段によるその測定法もしだいに普及しつつある.
しかしFDPは線溶分解の程度が異なる産物の集合名詞であり,その測定に際してFDP全体の定量はもとより,どの分解段階のものが検出されるかについても興味が持たれるようになった.更に最近ではFDPの起源がフィブリノゲンかフィブリンかを鑑別することが,そのFDPが生体内で受けた凝固・線溶の機序を反映するものとして重視される.
しかしFDPは線溶分解の程度が異なる産物の集合名詞であり,その測定に際してFDP全体の定量はもとより,どの分解段階のものが検出されるかについても興味が持たれるようになった.更に最近ではFDPの起源がフィブリノゲンかフィブリンかを鑑別することが,そのFDPが生体内で受けた凝固・線溶の機序を反映するものとして重視される.
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