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今月の主題 DIC
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フィブリノゲン及びフィブリン(フィブリン体)の線溶による分解産物すなわちFDPの臨床的意義は既によく知られ,免疫学的手段によるその測定法もしだいに普及しつつある.
しかしFDPは線溶分解の程度が異なる産物の集合名詞であり,その測定に際してFDP全体の定量はもとより,どの分解段階のものが検出されるかについても興味が持たれるようになった.更に最近ではFDPの起源がフィブリノゲンかフィブリンかを鑑別することが,そのFDPが生体内で受けた凝固・線溶の機序を反映するものとして重視される.
しかしFDPは線溶分解の程度が異なる産物の集合名詞であり,その測定に際してFDP全体の定量はもとより,どの分解段階のものが検出されるかについても興味が持たれるようになった.更に最近ではFDPの起源がフィブリノゲンかフィブリンかを鑑別することが,そのFDPが生体内で受けた凝固・線溶の機序を反映するものとして重視される.
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