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文献詳細

雑誌文献

臨床検査23巻3号

1979年03月発行

文献概要

今月の主題 DIC 総説

急性DICと慢性DIC

著者: 松岡松三12

所属機関: 1新潟大学 2昭和大学

ページ範囲:P.239 - P.245

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 DIC (disseminated intravascular coagulation)症候群とは,生体内で何らかの機転によって凝固能を亢進せしめる物質が血管内に侵入するか,血管内に発生して,これが引き金となって凝固能が亢進し,末梢血管に広範に微小血栓が作られ,その結果として凝固異常をはじめとする種々の病態を示す疾患群を総称したものである.本症候群は必ず基礎疾患があってその合併症として発生するもので,急性型と慢性型とがある.
 この際の凝固異常の発生には,①第ⅩⅡ因子の活性化による内因性凝固系の活性化によるものと,②組織トロンボプラスチンの遊離による外因性凝固系の活性化によるものとがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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