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今月の主題 感染症 技術解説
マラリア原虫の検査法
著者: 中林敏夫1 小野忠相1
所属機関: 1大阪大学微生物病研究所・寄生虫病学
ページ範囲:P.335 - P.341
文献購入ページに移動マラリアは発熱,貧血,脾腫を主徴とする原虫感染症で,国内では患者の渡航歴と特有の熱発作から臨床診断を下しうる場合もある.しかし,多くの症例では他の発熱性疾患との鑑別が必要となり,また,熱帯熱にみられるような非典的な熱発作や,脳性マラリアでほとんど発熱を伴わない症例もある.このような場合,マラリアの確定診断のためには原虫の検出が唯一のよりどころとなる.
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