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臨床化学分析談話会より・67<関東支部>
サーベイからみた脂質測定の問題点—標準化を目指して
著者: 仁科甫啓
所属機関:
ページ範囲:P.388 - P.388
文献購入ページに移動 第218回臨床化学分析談話会関東支部例会(1978.12.19)は東大薬学部記念講堂にて行われた."サーベイから見た脂質測定の問題点"と題して,神奈川県こども医療センター中検山田正明先生,昭和大藤ヶ丘藤院中検前畑英介先生,三井記念病院中検中甫先生及び仁科らにより話題提供がなされた.話題の内容は山田先生を中心に行っている東京,神奈川の82施設参加の小グループの第2回目のサーベイ結果のまとめで,報告書が出来上がったので,研究会の活動内容のPRを兼ねて,サーベイ結果から見た脂質測定の問題点を取り上げたものである.
山田先生からは,このグループの臨床検査精度研究会が旗上げした目的とその経緯,更にサーベイは項目をしぼり,参加施設が自己評価できるようユニークなレイアウトを行ったことが述べられた.しかも,液状血清試料を主体にし,これに液状血清試料と同じ成分の凍結乾燥血清も行うようにし,一般のサーベイで用いられる乾燥試料を用いる問題点,特にリポ蛋白中の脂質を測定する酵素法でどのような問題点があるかを明確にするためにレイアウトをした旨,また液状試料を中心としたため試料配布は東京,神奈川県中にならざるを得なかった事情も述べられた.
山田先生からは,このグループの臨床検査精度研究会が旗上げした目的とその経緯,更にサーベイは項目をしぼり,参加施設が自己評価できるようユニークなレイアウトを行ったことが述べられた.しかも,液状血清試料を主体にし,これに液状血清試料と同じ成分の凍結乾燥血清も行うようにし,一般のサーベイで用いられる乾燥試料を用いる問題点,特にリポ蛋白中の脂質を測定する酵素法でどのような問題点があるかを明確にするためにレイアウトをした旨,また液状試料を中心としたため試料配布は東京,神奈川県中にならざるを得なかった事情も述べられた.
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