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トリヨードサイロニン・ラジオイムノアッセイ—T3 PEGリアパックの検討
著者: 橋本信雄1 嶺山隆司2
所属機関: 1西脇市立西脇病院RI室 2西脇市立西脇病院内科
ページ範囲:P.401 - P.404
文献購入ページに移動サイロイドホルモンであるサイロキシン(T4)及びトリヨードサイロニン(T3)の測定は,各種甲状腺疾患の病態生理の把握に不可欠のものである.その生物学的活性がT4の2〜5倍と言われるT3が1952年,Gross & Pitt-Rivers1)によって発見されて以来,T3の生理的意義が注目されてきた.しかしT3はT4に比較して血中濃度が1〜2%と低く,T4共存下での定量が困難であったため,その役割は明らかでなかった.1970年になって初めてBrownら2)がT3の定量にラジオイムノアッセイ(RIA)を取り入れ,その後高感度で特異性の高いRIA法が開発されるに至った.今回我々は,科研化学のT3 PEGリアパックについて若干の知見を得たのでここに報告する.
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