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文献詳細

雑誌文献

臨床検査23巻4号

1979年04月発行

文献概要

新しいキットの紹介

トリヨードサイロニン・ラジオイムノアッセイ—T3 PEGリアパックの検討

著者: 橋本信雄1 嶺山隆司2

所属機関: 1西脇市立西脇病院RI室 2西脇市立西脇病院内科

ページ範囲:P.401 - P.404

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緒言
 サイロイドホルモンであるサイロキシン(T4)及びトリヨードサイロニン(T3)の測定は,各種甲状腺疾患の病態生理の把握に不可欠のものである.その生物学的活性がT4の2〜5倍と言われるT3が1952年,Gross & Pitt-Rivers1)によって発見されて以来,T3の生理的意義が注目されてきた.しかしT3はT4に比較して血中濃度が1〜2%と低く,T4共存下での定量が困難であったため,その役割は明らかでなかった.1970年になって初めてBrownら2)がT3の定量にラジオイムノアッセイ(RIA)を取り入れ,その後高感度で特異性の高いRIA法が開発されるに至った.今回我々は,科研化学のT3 PEGリアパックについて若干の知見を得たのでここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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