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文献詳細

雑誌文献

臨床検査23巻5号

1979年05月発行

文献概要

質疑応答

微生物 髄液のCF抗体価の測定について

著者: O生 船橋修之1

所属機関: 1国立大阪病院臨床検査科

ページ範囲:P.526 - P.526

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 〔問〕従来から髄液の抗体測定には不活化は不要と心得ていましたが,先日髄液中のコクサッキーA9,エコー6,9のCF抗体価がそれぞれ8,2,2のものがあったので,これを56℃30分不活化したところ,すべて<1になってしまいました.同一の髄液でコクサッキーA4,Bの数型,アデノ,ヘルペスなどの抗体測定も同時に実施しましたが,不活化の有無にかかわらず<1でした.また正常抗原に対する抗体もすべてなしでした.
 不活化によって<1となったものを抗体と考えるべきでしょうか,それともインヒビターの存在によるものなのでしょうか.またそれらのどのような性質によってこのような現象が起こるのでしょうか,お教えください.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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