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私のくふう
免疫電気泳動像の簡易な判読法
著者: 橋本寿美子1
所属機関: 1板橋日大病院臨床検査科
ページ範囲:P.591 - P.591
文献購入ページに移動また,免疫電気泳動法は尿蛋白の分析にも応用さね,α2-マクログロブリンなどの大分子蛋白の検討は,糸球体基底膜の選択的透過性が保たれているか否かを判定する目的でも注目されている.ところが免疫電気泳動法は比較的感度も低く,微量蛋白の検出には不適当てある.これらの問題をいくらかでも改善する目的で,我々は10×10cmの寒天ゲル平板を用い,免疫電気泳動を実施した残りの部分を利用して,図のようにOuchterlony法を実施し,これらの蛋白の判定に役立てているが,極めて便利なので紹介したい.
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