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研究
血液培養へのガスクロマトグラフィーの応用
著者: 渡辺邦友1 上野一恵1 沢赫代2 沢村治樹2 川出真坂2 二宮敬宇3 鈴木祥一郎3
所属機関: 1岐阜大学嫌気性菌実験施設 2岐阜大学病院中央検査部細菌 3岐阜大学微生物学教室
ページ範囲:P.614 - P.617
文献購入ページに移動今日菌血症の診断は,カルチャーボトルから適当な平板培地へのblind subcultureの結果に基づいて行われ,その最終的な判定に要する日数は14日以上にも及ぶ.これらの一連の操作の迅速化,簡便化,正確さが強く要求されている.
そこで著者らは,培養陽性例ではカルチャーボトル内に蓄積されるであろう菌体由来の代謝産物のうち揮発性脂肪酸(volatile fatty acid;VFA),難揮発性脂肪酸(nonvolatile fatty acid;NVFA)に注目し,これらの脂肪酸をGas liquid chromatography (以下GLC)により分析した成績と,従来のblind subcultureによる培養成績とを比較検討し,若干の知見を得たので報告する.
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