icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査23巻6号

1979年06月発行

文献概要

検査室の用語事典

統計学

著者: 土肥一郎1

所属機関: 1中央鉄道病院神経内科

ページ範囲:P.625 - P.625

文献購入ページに移動
44) Latin square;ラテン方格法
 検査のために得られる試料に制限がある場合とか,実験回数が費用とか時間の関係で制限される場合に工夫される実験計画の型である.例えば皮膚に対する照射量と反応との関係を,皮膚の縦方向の区分,横方向の区分を考慮に入れて3要素の効果を分析する場合,照射量D1,D2,D3,D4,縦区域の区分C1〜C4,横区域の区分R1〜R4として,4種類の照射量を縦区域のどの番号の列にも1回ずつ,横区域のどの番号の行にも1回ずつ割り付ける.こうして16か所の反応を測定すると,D,C,Rの主効果を16測定で分析できる.もしこれを2元配置型で行うなら4×4×4,すなわち64測定が必要になってしまう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?