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文献詳細

雑誌文献

臨床検査23巻6号

1979年06月発行

文献概要

質疑応答

一般検査 精液中の円形細胞について

著者: Y生 白井将文1

所属機関: 1東邦大・泌尿器

ページ範囲:P.642 - P.642

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 〔問〕不妊症での精液検査で,精子数は正常に認められるのですが,精子形成前段階の各層の精母細胞がみられる症例を経験しています.これらの症例では精子の奇形率は高く,円形細胞に多核分裂像や大小不同,精子脱出後の細胞膜の残存が見られ,何らかの原因で,これら円形細胞のライフサイクルに乱れが起こったと考えられるのですが,文献的に乏しく困っています.円形細胞出現のメカニズム,不妊との関係についてご教示ください.
 また,夫がもしHBs抗原に持続感染していた場合,不妊の原因になる可能性はあるのでしょうか.経験した症例の中に,夫がHBs抗原陽性のケースが数例ありました.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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