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文献詳細

雑誌文献

臨床検査23巻8号

1979年08月発行

文献概要

質疑応答

臨床化学 クロライドカウンター用測定試薬/免疫血清 二峰性M蛋白の同定

著者: O子 高原喜八郎1 K子 櫻林郁之介2

所属機関: 1神奈川県立衛生短大 2自治医科大学・臨床病理

ページ範囲:P.847 - P.849

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 〔問〕ゼラチン溶液にはゼラチンとチモール,チモールブルーが入っていますが,ゼラチンは生成したAgC1の解離を防ぐためと分かりますが,チモールは防腐剤として使用しているのでしょうか.チモールブルーは何のために入っているのでしょうか.
 また酸試薬には酢酸と硝酸が入っていますが,多くの酸の中から酢酸と硝酸が使われる理由は何ですか.

 〔問〕セ・ア膜でβからγの位置に二峰性のM蛋白を認めました.免疫泳動を行ったところ,抗α鎖に二相性に反応しました.抗L鎖ではλ鎖に反応しましたが,二つのピークのうち一方にしか反応せず,血清を希釈して行ってみましたがもう一方のピークは見られませんでした.なお,尿の免疫泳動でも血清中にλ鎖のピークの見られたほうにのみλ鎖が認められました.この二つのピークをどのように考えたらいいのでしょうか.またどのように同定していけばいいのでしょうか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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