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文献詳細

雑誌文献

臨床検査23巻9号

1979年09月発行

文献概要

Ex Laboratorio Clinico・33

潰瘍性大腸炎の線虫抗原による免疫反応

著者: 辻守康1 木村公彦2

所属機関: 1広島大学・寄生虫学 2広島大学寄生虫学

ページ範囲:P.927 - P.932

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 潰瘍性大腸炎は我が国において近年増加の傾向がみられ,若年者に発病することが多く,長年の治療を必要とする難治性疾患の一つである.しかも本症の定義に"主として粘膜を犯し,しばしばびらんや潰瘍を形成する大腸の原因不明のびまん性非特異性炎症"と言われているごとく,その原因はまだ明らかでない.私どもはたまたま潰瘍性大腸炎症例の中には寄生蠕虫抗原との間に血清反応が陽性を呈する者があることに気付き,その後幾つかの検討を行って興味ある成績が得られているので,若干の考察を加えて記してみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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