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研究
セパラックス電気泳動法による血清酸性ムコ多糖測定・1—測定法の検討
著者: 藤田清貴1
所属機関: 1花園病院研究検査科
ページ範囲:P.943 - P.946
文献購入ページに移動緒言
酸性ムコ多糖(以下AMPS)は,生体内で主に結合組織のコロイド様基質の非コラゲン蛋白と結合して存在し,細胞外液の容量調節,電解質(特に陽イオン)の移動,カルシウムの組織での平衡と沈着,組織の線維化などの機能を発揮するとともに,組織の構材物質として,組織の維持やその強度,柔軟さなどに重要な役割を果たしている1).
また日常の検査,特にセルロース・アセテート膜電気泳動(以下セ・ア膜電気泳動)において,まれながらヒアルロン酸の増量によるアルブミン峰の変形2),"カギ型"アルブミンの出現3)などが報告されている.
酸性ムコ多糖(以下AMPS)は,生体内で主に結合組織のコロイド様基質の非コラゲン蛋白と結合して存在し,細胞外液の容量調節,電解質(特に陽イオン)の移動,カルシウムの組織での平衡と沈着,組織の線維化などの機能を発揮するとともに,組織の構材物質として,組織の維持やその強度,柔軟さなどに重要な役割を果たしている1).
また日常の検査,特にセルロース・アセテート膜電気泳動(以下セ・ア膜電気泳動)において,まれながらヒアルロン酸の増量によるアルブミン峰の変形2),"カギ型"アルブミンの出現3)などが報告されている.
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