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文献詳細

雑誌文献

臨床検査23巻9号

1979年09月発行

文献概要

質疑応答

微生物 大腸菌を疑わせる菌の同定/病理 脱灰の終了を確認する方法は?

著者: D生 田村和満1 H生 河又國士2

所属機関: 1国立予研第一細菌 2中央鉄道病院中検

ページ範囲:P.970 - P.974

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 〔問〕生化学的性状からは大腸菌が疑われる菌ですが,サルモネラの疑いも捨て切れず凝集反応を試みたところ,O群多価とC2群に凝集しました.H凝集を行ったところ凝集は認めませんでした.更に赤痢菌のB群のⅠ,Ⅱに凝集を認めました.塗抹平板を1週間くらい放置したところ変異株を多数認めました.生化学的性状は下記のごとくです.以上のことから,①大腸菌として良いか,②サルモネラと赤痢菌抗血清に同時に凝集した理由,③仮にサルモネラとすると,O群多価に凝集しHに凝集しなかった理由,をご教示ください.
クリグラー培地 —/AG

 〔問〕通常脱灰が終了したかどうかを,指で圧して調べたり針を刺したりしますが,それでも切片作製のときに脱灰不十分なときがあります.針で多数刺すことも良くないので,良い方法がありましたら教えてください.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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