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今月の主題 白血病 技術解説
Colony stimulating factor
著者: 冨田幹夫1
所属機関: 1埼玉県立がんセンター研究所化学療法部
ページ範囲:P.26 - P.30
文献購入ページに移動 骨髄などの造血組織より得られる細胞を,colony stimulating factor (CSF)と呼ばれる物質を含む軟寒天培地に接種すると,細胞が増殖・分化し,顆粒球やマクロファージのコロニーを形成する.この方法はPluznikとSachs (1965年)及びBradlyとMetcalf (1966年)によって開発され,以後,白血球の増殖と分化の機構を解明するための重要な手段となった.臨床的には,白血病などの白血球の産生異常症の病態解明の目的でCSF分子について,コロニーを形成する細胞(CFU-C)とコロニー形成を阻害する生体因子について,この方法によって現在研究が進められている.
CSFの性状に関する詳細は,拙著1,2)などを参照していただくことにして,ここではマウスの骨髄細胞を用いたCSFの測定法を中心に解説したい.
CSFの性状に関する詳細は,拙著1,2)などを参照していただくことにして,ここではマウスの骨髄細胞を用いたCSFの測定法を中心に解説したい.
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