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文献詳細

雑誌文献

臨床検査24巻1号

1980年01月発行

文献概要

今月の主題 白血病 総説

白血病とHLA

著者: 辻公美1

所属機関: 1東海大学・移植学

ページ範囲:P.31 - P.37

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 白血病とHLAの関係を論ずるに当たって注目すべきことは,疾病とHLAとの関連性の最初の報告が1967年Kourilsky1)により急性リンパ性白血病を対象としてなされたことである.その後10年間のヒト免疫遺伝学,特にHLAの発展はすさまじいものがある.HLA,否,第6染色体上の遺伝子マーカーを武器にすることによって,疾病の原因,素因,診断,治療,予後,予防の面に大きく貢献した.
 ここでは白血病とMHCとの歴史,新しいHLA抗原の概念,二,三の我々の知見を中心に論述し,Cancer immunogeneticsの新しい方向性が生まれることを望むものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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