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文献詳細

雑誌文献

臨床検査24巻1号

1980年01月発行

文献概要

負荷機能検査・1【新連載】

PSP排泄試験

著者: 折田義正1 上田尚彦2 今井宣子3

所属機関: 1滋賀医科大学・第3内科 2大阪大学第1内科 3大阪大学病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.71 - P.78

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 PSP (phenolsulfonphthalein,phenol red)排泄試験は,腎の異物排泄試験であるとともに,一種の負荷試験でもある.本稿ではこの試験について解説したい.
 PSPはRowntreeとGeraghtyにより1910年臨床検査に導入された.彼らは多くの色素の腎からの排泄を多くの動物でテストし,PSPが最も速やかに腎より排泄されること,ヒトの糸球体腎炎患者で排泄が非常に低下することを見いだした.彼らの原法は筋注法であったが,1933年ChapmanとHalsted2)により静注法に改良され,その臨床的価値を高めることとなった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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