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負荷機能検査・10
末梢血管の負荷試験
著者: 平井正文1
所属機関: 1名古屋大学病院分院外科
ページ範囲:P.1177 - P.1182
文献購入ページに移動もう一つの負荷試験の意義は,診断率を向上させ疾病の程度を他覚的また定量的に評価させうるということである,一般に末梢血管の診断は問診,視診(四肢の変色,腫脹,萎縮,短縮,静脈拡張の有無など),触診(皮膚温の変化,動脈拍動の強さ,Thrillの有無など),聴診(血管雑音の有無)により比較的容易である.更に他覚的また定量的診断法として血管撮影法,種々の脈波法,超音波ドップラー法,サーモグラフィー,色素希釈法,133Xeクリアランス法,99mTc perfusion scan法などが用いられる.
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