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研究
新しいBowie染色変法
著者: 羽山正義1 勝山努1
所属機関: 1信州大学第2病理学教室
ページ範囲:P.1201 - P.1203
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Bowie染色法は1935年,胃の主細胞のチモゲン顆粒を選択的に染色する方法として発表されたが,その後労糸球体細胞顆粒の染色法としても広く用いられており変法も多い.しかしいずれの方法も実際に行ってみると非選択的な染色性が残り,例えば核,胃の主細胞や被覆上皮の基底部,膵腺房細胞の基底部などが青紫色に染色され観察の妨げとなる.そこで我々はこれらの非選択的な染色性を除去する方法として,Bowie染色を行う前に1N塩酸で60℃10分間処理する方法を考案したので報告する.
Bowie染色法は1935年,胃の主細胞のチモゲン顆粒を選択的に染色する方法として発表されたが,その後労糸球体細胞顆粒の染色法としても広く用いられており変法も多い.しかしいずれの方法も実際に行ってみると非選択的な染色性が残り,例えば核,胃の主細胞や被覆上皮の基底部,膵腺房細胞の基底部などが青紫色に染色され観察の妨げとなる.そこで我々はこれらの非選択的な染色性を除去する方法として,Bowie染色を行う前に1N塩酸で60℃10分間処理する方法を考案したので報告する.
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