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文献詳細

雑誌文献

臨床検査24巻10号

1980年10月発行

文献概要

研究

新しいBowie染色変法

著者: 羽山正義1 勝山努1

所属機関: 1信州大学第2病理学教室

ページ範囲:P.1201 - P.1203

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はじめに
 Bowie染色法は1935年,胃の主細胞のチモゲン顆粒を選択的に染色する方法として発表されたが,その後労糸球体細胞顆粒の染色法としても広く用いられており変法も多い.しかしいずれの方法も実際に行ってみると非選択的な染色性が残り,例えば核,胃の主細胞や被覆上皮の基底部,膵腺房細胞の基底部などが青紫色に染色され観察の妨げとなる.そこで我々はこれらの非選択的な染色性を除去する方法として,Bowie染色を行う前に1N塩酸で60℃10分間処理する方法を考案したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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