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第1回医学書院臨床検査セミナーより・2
正常値と生理的変動をめぐって
著者: 北村元仕1
所属機関: 1虎の門病院生化学科
ページ範囲:P.1551 - P.1557
文献購入ページに移動 正常値が検査データの異常を判断する物差しであることは申すまでもありませんが,それはメートル原器のように不動,絶対の存在ではなく現実ははなはだしい混乱の中にあります.その混乱が,検査技術との不可分のかかわり合いにあること,また検査データの臨床的解釈が技術を離れて存在するのではなく,検査技術を決定的な前提としている,ということを話の筋として,正常値と生理的変動をめぐる私どものささやかな経験をお話ししてみようと思います.
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