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文献詳細

雑誌文献

臨床検査24巻13号

1980年12月発行

文献概要

今月の主題 遺伝 総説

遺伝の仕組み—ヒトの蛋白の遺伝的変異を中心に

著者: 尾本恵市1

所属機関: 1東京大学理学部・人類学

ページ範囲:P.1621 - P.1628

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遺伝とは何か
1.メンデルの功績
 周知のように,遺伝の現象はメンデル(G.J.Mcndel,1822〜1884)のエンドウマメの交配実験により初めて実証的に研究され,今日の遺伝学の基礎となった.メンデルの論文は1866年に発表されていたが,学問的に認められたのは20世紀になってからである.メンデルの最大の功績は,当時まで一般に信じられていた遺伝の"融合説"を否定し,"粒子説"を打ち立てたことである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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