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文献概要
第1回医学書院臨床検査セミナーより・3
免疫グロブリン病—最近の進歩
著者: 河合忠1
所属機関: 1自治医科大学・臨床病理
ページ範囲:P.1674 - P.1678
文献購入ページに移動 Tiselius電気泳動法が1938年に開発されて,γ-グロブリンが分離されてから約40年を経過していますが,その間の免疫グロブリンに関する進歩は極めて著しいものです.それは,電気泳動法ならびに免疫電気泳動法の普及によって,免疫グロブリン異常を示す症例が数多く発見され,それらを丹念に検索してきた結果です.
近年は,これらの分析法が単に免疫グロブリン異常症例を発見し,診断し,そして病態把握に役立っているばかりでなく,分子生物学の立場から免疫グロブリンの本質に迫る重要な知見が得られています.本日は我々が経験した症例について考察しながら,新しい免疫グロブリンに関する考え方を紹介させていただきます.
近年は,これらの分析法が単に免疫グロブリン異常症例を発見し,診断し,そして病態把握に役立っているばかりでなく,分子生物学の立場から免疫グロブリンの本質に迫る重要な知見が得られています.本日は我々が経験した症例について考察しながら,新しい免疫グロブリンに関する考え方を紹介させていただきます.
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