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文献詳細

雑誌文献

臨床検査24巻13号

1980年12月発行

文献概要

検査室の用語事典

筋電図検査

著者: 渡辺誠介1

所属機関: 1千葉大学脳機能研究施設・神経内科

ページ範囲:P.1699 - P.1699

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105) terminal latency;終末潜時
 運動神経伝導速度は目的とする神経を2か所で刺激してそれぞれのM波の潜時を測定し,2点間の距離を潜時の差で除して求める.しかし神経によっては1か所しか刺激できぬものもあり,手根管症候群のように手関節より末梢が問題になることもある.かかるときにはやむを得ず1か所からの潜時を記録し左右比較したりする,これを終末潜時と言うが,この時間には神経筋接合部伝達時間が含まれていることに注意が必要である.なお終末潜時しかとれぬときも,刺激電極より記録電極までの距離を潜時で除したlatency rateのほうが比較するのにはよい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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