icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査24巻2号

1980年02月発行

文献概要

今月の主題 集団検診の技術 カラーグラフ

肺癌集団検診のためのサコマノ集細胞法

著者: 高橋正宜1 武内康雄1 石川裕2 安藤千秋3

所属機関: 1岐阜大学病理 2大垣市民病院呼吸器科 3大垣市民病院検査科

ページ範囲:P.128 - P.130

文献購入ページに移動
 中心型肺癌が集団検診の対象となり,X線間接撮影と同時に喀痰細胞診が施行されるに至り,にわかにサコマノ集細胞法が注目されてきた.本法は細胞の長時間の保存と痰を液状化集細胞するという重要な特徴を具備している.遠沈し沈渣を塗抹する集細胞の効果は陽性率の上昇をもたらすが,細胞形態の変形は避けられない.細胞型分類はサコマノ式スクリーニング後に直接塗抹法で確認することが望ましい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?