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文献詳細

雑誌文献

臨床検査24巻2号

1980年02月発行

文献概要

研究

酵素抗体法におけるIgGとペルオキシダーゼとの結合比の測定

著者: 渡辺敏輝1 三澤裕2 小山達夫2

所属機関: 1東海大学医学部共利研細胞生物 2東海大学工学部光学工学科

ページ範囲:P.214 - P.216

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はじめに
 細胞内における抗原物質の存在を知るための方法として,メタ過ヨウ素酸を用いて酵素を酸化させて,抗体と酵素とを結合させる方法がNakane, P.K.らによって報告されて以来,組織化学及びエンザイムイムノアッセイを主とした生化学的な分野で,酵素抗体法として幅広く応用されている.しかし酵素と抗体との結合比を求める操作は余り行われていないようである.
 酵素と抗体との結合比を求めることは,結合物の分子量を予測するための手段として重要である.また結合比によって実験上の測定値の限界が決められることも重要なことである.我々は両者の結合比を比較的簡単にかつ正確に測定しているので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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