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スパックT4 RIAキットによる血中サイロキシン測定法の基礎的ならびに臨床的検討
著者: 佐藤龍次1 伴良雄1
所属機関: 1昭和大学第3内科
ページ範囲:P.217 - P.220
文献購入ページに移動はじめに
血中サイロキシン(T4)濃度の測定は甲状腺疾患の診断,治療経過を知るうえでトリヨードサイロニン(T3),TSHなどの測定とともに欠くことのできない検査法である.従来,T4測定にはcompetitive protein binding analysis (CPBA)法1,2)が広く用いられてきたが,近年Chopra3)らによってT4ラジオイムノアッセイ(RIA)法が開発され,用いられるに至っている.最近,第一ラジオアイソトープ研究所よりプラスチックチューブに抗T4家兎血清抗体を内壁に固定化した血中T4測定キットスパックT4 RIAキット(Mallinckradt製)が開発され,我々は本法を試用する機会を得,基礎的検討及び臨床的検討を行ったのでその成績を報告する.
血中サイロキシン(T4)濃度の測定は甲状腺疾患の診断,治療経過を知るうえでトリヨードサイロニン(T3),TSHなどの測定とともに欠くことのできない検査法である.従来,T4測定にはcompetitive protein binding analysis (CPBA)法1,2)が広く用いられてきたが,近年Chopra3)らによってT4ラジオイムノアッセイ(RIA)法が開発され,用いられるに至っている.最近,第一ラジオアイソトープ研究所よりプラスチックチューブに抗T4家兎血清抗体を内壁に固定化した血中T4測定キットスパックT4 RIAキット(Mallinckradt製)が開発され,我々は本法を試用する機会を得,基礎的検討及び臨床的検討を行ったのでその成績を報告する.
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