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文献詳細

雑誌文献

臨床検査24巻2号

1980年02月発行

文献概要

新しいキットの紹介

スパックT4 RIAキットによる血中サイロキシン測定法の基礎的ならびに臨床的検討

著者: 佐藤龍次1 伴良雄1

所属機関: 1昭和大学第3内科

ページ範囲:P.217 - P.220

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はじめに
 血中サイロキシン(T4)濃度の測定は甲状腺疾患の診断,治療経過を知るうえでトリヨードサイロニン(T3),TSHなどの測定とともに欠くことのできない検査法である.従来,T4測定にはcompetitive protein binding analysis (CPBA)法1,2)が広く用いられてきたが,近年Chopra3)らによってT4ラジオイムノアッセイ(RIA)法が開発され,用いられるに至っている.最近,第一ラジオアイソトープ研究所よりプラスチックチューブに抗T4家兎血清抗体を内壁に固定化した血中T4測定キットスパックT4 RIAキット(Mallinckradt製)が開発され,我々は本法を試用する機会を得,基礎的検討及び臨床的検討を行ったのでその成績を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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