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文献詳細

雑誌文献

臨床検査24巻3号

1980年03月発行

多変量解析の応用・3

重回帰分析

著者: 古川俊之1 田中博1

所属機関: 1東京大学・医用電子研究施設

ページ範囲:P.330 - P.336

文献概要

はじめに
 前回の相関分析の解説で各変量間の相関係数ではなく,一つの変量と他の複数の変量間の相関関係を表す指標として重相関係数を紹介した.相関係数は変量間の線形関係の程度を表す量であるから,重相関係数が十分大きい場合には,一つの変量を他の複数の変量の線型結合式で説明できるようになる.
 重回帰分析とは,このような重相関係数で考えられる相関関係を貝体的に予測式の型に表現したものである.すなわら,目的変数と呼ばれる説明すべき変量をyとし,説明変数と呼ばれる他の腹数の変量をx1,x2,……,xpとすると,説明変数群から,

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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