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文献詳細

雑誌文献

臨床検査24巻4号

1980年04月発行

文献概要

今月の主題 生理検査 技術解説

テレメータリング—その装置と使用上の注意

著者: 安田一1

所属機関: 1日本光電工業㈱

ページ範囲:P.375 - P.384

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 宇宙飛行士の心拍数,血圧,体温などの生体情報は,地上で絶えずモニターする必要があるが,この場合検者は被検者に近付くことができないから,無線テレメーターは不可欠である.宇宙開発,航空医学などとともにテレメータリングの技術は近年長足の進歩を遂げ,低価格で信頼性も向上した医用テレメーターが臨床に供されるようになったので,その用途は一般に使われ出したころからみると大きく広がっている.中でも心電図の負荷試験や,ある程度の行動の自由と絶えざる監視の両立が要求されるCCU,ポストCCUなどでの普及が目立つ.またコードレスであるために施療の妨げにならず,電気ショックに対する安全度も高いことから,手術室やICUでも使用されるようになってきている.
 テレメータリングとは"遠隔測定"の意味で,例えば心電図の電話伝送などもその範疇に入るが,ここでは主として臨床用の無線テレメーターの装置の概要と取り扱いについて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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