icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査24巻4号

1980年04月発行

文献概要

編集者への手紙

血液凝固因子の周期律表

著者: 有馬広海1

所属機関: 1済生会八幡病院中央検査部

ページ範囲:P.468 - P.468

文献購入ページに移動
 凝固学と言えば,各因子の性質を知ることが大切であり,基本でもある.ところが,これらは別々に説明されることが多いため,初心者にとっては戸惑うことが少なくない.因子の諸性質を何とかうまく統一・整理することができないものだろうかと考え,試行錯誤を繰り返して,右の図にたどりついた.
 ①の方向に,血清中に存在しない因子群(Ⅰ,Ⅱ,Ⅴ,Ⅷ)を,②の方向には,吸着を受ける因子群(Ⅱ,Ⅶ,Ⅹ,Ⅸ)を配置した.→(プロトロンビン群)また③の方向には,血友病A(Ⅷ),血友病B(Ⅸ),血友病C(XI)と血友病因子群が配列されている.更にこの表はトロンボプラスチン生成試験で,その威力を発揮する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?