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文献詳細

雑誌文献

臨床検査24巻4号

1980年04月発行

文献概要

新しい機器の紹介

ヘマトクリット値(PCV)のベッドサイド用測定装置の検討

著者: 稲岡保子1 富田仁1

所属機関: 1京都大学医療技術短期大学部

ページ範囲:P.474 - P.476

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まえがき
 ヘマトクリット(以下Ht)値の測定は,日常診療において貧血のスクリーニングをはじめとし,多血症,水血症,脱水症のスクリーニングに大切な検査である.毛細管高速遠心法は,簡易さと正確さにおいてほぼその目的を達したかに見えるが,高速遠心器を必要とするので,毛細管に採血後はどうしてもその遠心器が設置してある場所に行って遠心しなくてはならない.
 今回,西ドイツCompur-Electronic GMBH社ではCompur M 1100という手持ちの電池式Minicentrifuge M 1100を作製し,真の意味でのベッドサイドでのHt値の測定を可能にした.本装置を用いてのHt値測定の検討をしたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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