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研究
ULTRA-FLO 100全血小板カウンターと他機種との比較検討
著者: 中野純一1 荒武八起1 多田野祐子1 大滝幸哉1
所属機関: 1宮崎医科大学病院中央検査部
ページ範囲:P.593 - P.596
文献購入ページに移動血小板カウンターによる血小板数の測定は,一定範囲内の体積を有する粒子を分別計数することに基づいている。
初期の全血による血小板計数は,赤血球の混在による影響のため失敗したが,その後PRP法1)あるいは希釈遠心法2)と言われる方法が開発され,赤血球の混在による影響を取り除くことによって,血小板を正確に測定すべく改良がなされてきた.しかしながら,PRPの作製に時間がかかることや,高低のスレッショールドを越えた血小板あるいは血小板以外のセル・フラグメント3)などを区別する方法がないことなど,問題は残っている.最近では更に改良された機器が登場してきたが,その中にあってフローシステム,スレッショールドチェック,計数システムなどの改良を行ったULTRA-FLO 100全血血小板カウンター(Cray Adams)を試用する機会を得たので,その特徴と他の2機種との比較について報告する.
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