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文献詳細

雑誌文献

臨床検査24巻5号

1980年05月発行

文献概要

研究

パラフィン切片による病的アストログリア染色の新しい試み—Cajalピリジン銀法の変法

著者: 鬼頭つやこ1 松下正明1

所属機関: 1東京都精神医学総合研究所神経病理部門

ページ範囲:P.597 - P.600

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はじめに
 神経病理学の分野では従来,セロイジン切片や凍結切片による標本が広く用いられていたが5),最近では手技の簡便さ,染色法の応用性,大型切片作製技術の進歩,連続切片の容易さなどによって,パラフィン切片標本が好んで繁用されるようになった.この数年の日本神経病理学会の標本展示をみても,パラフィン切片標本がほとんどすべてと言っていいほどの実状である.特にこの方面での最大の進歩は,神経原線維の鍍銀染色であるBodian染色1)の導入であると考えられる.これまで愛用されていた凍結切片によるBielschowsky染色がほとんど用いられなくなったことからみても,Bodian染色の画期性がうかがおれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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