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文献詳細

雑誌文献

臨床検査24巻6号

1980年06月発行

文献概要

新しいキットの紹介

酵素免疫測定法によるHBs抗原検出方法の検討

著者: 神田靖男1 伊藤経夫1 星野茂角1 武尾宏1 雨宮洋一1 勝原徳道2 荒川泰行2 志方俊夫3

所属機関: 1日本大学板橋病院輸血室 2日本大学第3内科 3日本大学第1病理

ページ範囲:P.722 - P.724

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はじめに
 B型肝炎ウイルス(HBV)の関連抗原,抗体を検査することは,HBVの持続保有者が2〜3%と高い本邦では,輸血などに際し事前にこれら保有者を見付け出すことが,HBVの感染及びB型肝炎の発症予防に必須であることから極めて重要であるとともに,臨床の場においても肝疾患の診断に必要欠くべからざるものである1,2)
 HBVに関連した抗原抗体系として,現在HBs抗原・抗体系,HBc抗原・抗体系,HBe抗原・抗体系の三つが明らかにされている.このうちHBs抗原・抗体系については多種多彩の測定方法が開発され,多くの施設で利用されているがそれぞれ一長一短あり,測定に際しわずかながら問題が残されている(表1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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