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筋電図検査
著者: 渡辺誠介1
所属機関: 1千葉大学脳機能研究施設・神経内科
ページ範囲:P.971 - P.971
文献購入ページに移動67) motor nerve conduction velocity;運動神経伝導速度
同一の筋を同一の運動神経の距離の異なる2点で電気刺激して筋活動電位を記録し,各潜時の差で2点間の距離を除して求める.同一神経を距離の異なる2点で刺激しなければならぬので検査できる神経は比較的限定され,主として尺骨神経,正中神経,脛骨神経,腓骨神経が対象となる.一般に超最大電気刺激による筋活動電位を表面電極で記録し,潜時は基線からの最初の振れで求めるので,この方法で計算される運動神経伝導速度は最も早いもの,言い換えれば正常に近いものになり病的なものが後の波形に隠される恐れがある.
同一の筋を同一の運動神経の距離の異なる2点で電気刺激して筋活動電位を記録し,各潜時の差で2点間の距離を除して求める.同一神経を距離の異なる2点で刺激しなければならぬので検査できる神経は比較的限定され,主として尺骨神経,正中神経,脛骨神経,腓骨神経が対象となる.一般に超最大電気刺激による筋活動電位を表面電極で記録し,潜時は基線からの最初の振れで求めるので,この方法で計算される運動神経伝導速度は最も早いもの,言い換えれば正常に近いものになり病的なものが後の波形に隠される恐れがある.
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