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文献詳細

雑誌文献

臨床検査24巻9号

1980年09月発行

文献概要

新しいキットの紹介

固相法によるT4ラジオイムノアッセイ—Corning IMMOPHASE T4キットの応用

著者: 小豆沢瑞夫1 芦田信之2 三木哲郎1 熊原雄一1

所属機関: 1大阪大学第4内科 2大阪血清微生物研究所

ページ範囲:P.1085 - P.1088

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はじめに
 T4のラジオイムノアッセイ(RIA)は1970年Chopraらにより開発されて以来1),しだいに広く利用されるようになり,現在血中サイロキシン(T4)の測定において,従来のcompetitive protein binding anaIysisを凌駕している.T4RIAの長所はサンプル量が微量で済み,操作が簡便である点にある.近年,RIAの抗体結合と非結合のフラクションの分離(B・F分離)に固相法が導入されつつある.固相法は操作が簡略化でき再現性も良好であるので,特にT4のように極微量の血清サンプルを用いるRIAでは望ましい方法と考えられている.最近,著書らはCorningのIMMOPHASE T4キットを試用する機会を得たので,臨床的検討を行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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