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新しいキットの紹介
固相法によるT4ラジオイムノアッセイ—Corning IMMOPHASE T4キットの応用
著者: 小豆沢瑞夫1 芦田信之2 三木哲郎1 熊原雄一1
所属機関: 1大阪大学第4内科 2大阪血清微生物研究所
ページ範囲:P.1085 - P.1088
文献購入ページに移動T4のラジオイムノアッセイ(RIA)は1970年Chopraらにより開発されて以来1),しだいに広く利用されるようになり,現在血中サイロキシン(T4)の測定において,従来のcompetitive protein binding anaIysisを凌駕している.T4RIAの長所はサンプル量が微量で済み,操作が簡便である点にある.近年,RIAの抗体結合と非結合のフラクションの分離(B・F分離)に固相法が導入されつつある.固相法は操作が簡略化でき再現性も良好であるので,特にT4のように極微量の血清サンプルを用いるRIAでは望ましい方法と考えられている.最近,著書らはCorningのIMMOPHASE T4キットを試用する機会を得たので,臨床的検討を行った.
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