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文献詳細

雑誌文献

臨床検査25巻10号

1981年10月発行

文献概要

今月の主題 RIを用いる検査 検査と疾患—その動きと考え方・58

異所性ホルモン産生を伴ったSipple症候群の一家系例

著者: 安達勇1 阿部薫1 田中直史2

所属機関: 1国立がんセンター病院・内分泌科 2新潟市民病院・内科

ページ範囲:P.1137 - P.1144

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 近年,種々のホルモンがラジオイムノアッセイ(radioimmunoassay;RIA)により簡便に測定されるようになってから,腫瘍中からいろいろなホルモンが比較的高頻度に産生,分泌されていることが明らかにされてきた,このことは腫瘍患者を日常診療する際,積極的にこれらのホルモンを測定し,腫瘍マーカーとして臨床的に腫瘍の診療効果の判定や予後を知るうえで,有用な臨床検査の一つとなってきていることを示している.
 そこで本章では,最近,話題になっている多発性内分泌腺腫症のII型であるSipple症候群の診断治療の進め方,及び腫瘍の異所性ホルモン産生について,我々の体験した症例を中心に述べていきたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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