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負荷機能検査・22
低酸素負荷試験
著者: 前田如矢1
所属機関: 1大阪市立大学内科
ページ範囲:P.1152 - P.1155
文献購入ページに移動 低酸素負荷試験は,従来から冠不全の診断に用いられていたが,近年,トレッドミルやエルゴメーターによる運動負荷試験が普及し始め,一般に余り行われなくなった.しかしながら,この試験は潜在性冠不全の発見に有用なばかりでなく,また肺機能障害や循環不全の診断にも応用しうる方法であり,捨て難い持味がある.特に現代は,科学の目覚ましい進歩により地球上の超高空に人工衛星が飛び交う時代であり,低圧低酸素状態に対する生体反応の分析が再びクローズアップされている.
低酸素負荷試験は,臨床機能検査法の一つとして古い歴史を持ち,かなり以前から試みられていた.1921年,Green及びGilbert1)は初めて低酸素負荷時の心電図所見の変化を記載したが,それ以来,実施方法,酸素濃度などの点で実に様々な方法が行われてきた.
低酸素負荷試験は,臨床機能検査法の一つとして古い歴史を持ち,かなり以前から試みられていた.1921年,Green及びGilbert1)は初めて低酸素負荷時の心電図所見の変化を記載したが,それ以来,実施方法,酸素濃度などの点で実に様々な方法が行われてきた.
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