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文献詳細

雑誌文献

臨床検査25巻10号

1981年10月発行

文献概要

アイソエンザイム・10

ロイシンアミノペプチダーゼ

著者: 菅野剛史1

所属機関: 1浜松医科大学検査部

ページ範囲:P.1156 - P.1160

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 アミノペプチダーゼの活性の測定には,古くから多種の化合物が基質として用いられ,それぞれ名称が付せられている.血清のアミノペプチダーゼも全く同様の傾向が強く,大部分がLロイシルXという化合物を基質とすることからロイシンアミノペプチダーゼ(LAP)と総称され,臨床的な評価の対象とされてきた.
 この血清中のアミノペプチダーゼ活性の変動を臨床的に初めて評価したのは,Lロイシルグリシンを基質とした方法で測定したFleisher1)であると思われる.しかし,方法的には日常分析に応用することは困難な方法であると考えられ,以後はSeligmanら2)によって開発されたナフトール誘導体が,日常分析への応用のうえからも容易であり,かつ組織化学的にも基質として用いられることから,LAPの基質として用いられ,臨床評価がなされていくことになる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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